思い出

湾ちゃんちの人が菊のこと好きって言ってるのって、一部だけじゃないの?というカキコを見て、昔の自分の体験を思い出したので書いてみる。
親の教育方針なのか、ただ単に親がそういうのが好きなだけだったのか知らないが、私が小学校に上がったころからホームステイの受け入れ先を引き受けることが多々あった。(ホストファミリーと言うのか?な?)
多いときは月1ぐらいの頻度でいろんな国の人がうちに泊まりにきてた。
そんな中、台湾留学生の方を受け入れたことがあり。
日本の大学に留学するにあたって、後見人になってくれと頼まれた。
その留学生の方もとても感じ善い人(って書くと、なんか安っぽい感じになるが、他にいい言葉が分からん・・・)だったので、父は二つ返事で引き受けた。
そしたら、その方のご両親が菓子折り持って、台湾から「娘をよろしくお願いします」ってわざわざご挨拶にきたですよ。
で、しかもお父様のほうがとても流暢な日本語を話される。
なので、まぁ、「日本語お上手ですねー」という話になったとき、お父様が「日本の統治時代に学校で習いましたから」とさらっとおっしゃったのですね。
逆に、うちの両親のほうが「その節は日本がとんでもないことを・・・」みたいな空気になって。
そしたら、「日本の統治時代は治安もよくてすばらしかったですよ。治安は今のほうが悪いくらいです。あのころはよかった。」と。
そのころ小学生だった自分はなんか、衝撃でした。
そんな風に思ってくれてる人もいるんだ、って。
その人だけが特別だったのかなーと思って(実際の統治時代を知っている人だったし)その後も、同年代の台湾人とかにさりげなく聞いたりしたこともあったけど、皆さん、おおむね日本の統治時代に肯定的で、日本に好感持ってくれてる方ばかりでした。
(まぁ、日本に来てる台湾人から聞いた、って時点で日本に好感持ってない人はいないよね、って捉え方もできるんだけどさ)
ですので、湾ちゃんが菊のこと好きって言ってくれるのは、あんまり違和感なく受けいれてました。
むしろ、それで調子に乗って天狗になって、湾ちゃんに愛想つかされるのだけは避けたいと思ってるぐらいだ。
あと、台湾人関係で衝撃的だったのは、台湾人と中国人が鉢合わせになってしまったとき。
台湾人と中国人が別々に母のところにやってきて
中国人「台湾人にもいい人はいるんですね。びっくりしました。」
台湾人「中国人にもいい人がいるんですね。(以下略)」
と言ったこと。
母と二人「あの2国って、同じ言語だから仲いいのかと思ってたけど、悪かったんだね。」と衝撃でした。
世界にはいろんな国があるんだなー、と子供心に思った、つれづれ体験記でした。
そうか、私が今、ヘタリアにはまってるのは、こうした体験が影響してるのかもしれないな。
長文すまそ、でした。